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熟年離婚での慰謝料相場

離婚に付き物なのが慰謝料ではないでしょうか。
離婚時の慰謝料とは、離婚の原因になった事柄で
精神的に受けた苦痛を、金銭的に賠償してもらうというものです。


もっと判りやすく言えば、例えば離婚の原因が
夫の浮気であった場合、この浮気によって奥さんが受けた精神的苦痛を、
旦那さんにお金で賠償してもらうと言うことなのです。

ですから、慰謝料が発生する離婚とは、浮気や家庭内暴力、
生活費を入れないといったことが離婚原因である場合で、
「性格の不一致」と言う理由での離婚では慰謝料の対象にならない場合が多いでしょう。

では、この離婚時の慰謝料は金額的には
一体いくらくらいなんでしょうか。

精神的苦痛を金額で現すのはとても難しく、
一概にいくらと決まっているわけではないのですが、
おおよそ200?300万円くらいで話が落ち着くケースが多いようです。

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これが熟年離婚となると、婚姻期間が20年以上と長くなる上、
旦那さんもそれなりの年齢に達しており、
社会的地位も高くなっているでしょうから、慰謝料も高くなるようです。
おおよそ300?500万円が熟年離婚緒の慰謝料の相場のようです。

ところで、この熟年離婚、一時は減少傾向にあったものが、
2007年4月を機にまた増えているということをご存知でしょうか?
この話題もTVで取り上げられていたので
知っている人も多いと思うのですが、
2007年4月と言うのは年金分割制度導入の時期です。

これまででは受け取れなかった旦那の年金を
奥さんも受け取れるようになるという制度です。
離婚した後の生活を考えて、年金分割制度導入を待って
熟年離婚を控えていた夫婦が、制度の導入を機に
一気に離婚に踏み切ったと言えるでしょう。

この年金分割制度が離婚後の生活に大きな助けとなっているのです。

離婚にはこのように慰謝料、年金問題、他にも財産分与、
養育費などお金に関わる様々なことを取り決めていかなければなりません。

特に離婚の慰謝料などは相場を知っておいて、損をしないようにしたいものです。